2018年
新年、明けましておめでとうございます。
年明け早々に木越先生が来福されますが、今月はレッスンだけでなく演奏会も控えています!
1月8日(月・祝)14時開演
ホテルレオパレス博多 3Fイベントホール
『J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲全曲演奏会』
(チケットはおかげさまで完売しました。)
木越先生に福岡で定期レッスンをしていただくようになって、もう5年が経とうとしています。
その間に演奏会は数々ありましたが、バッハの無伴奏組曲を全曲、そして福岡の弟子たちで主催するのは初めての事になります。
きっかけはアンサンブル・オーアが1年前に1周年記念発表会(Facebookページが開きます)をこのホテルレオパレス博多で開いたことでした。ちょうど木越先生の来福とも日程が重なり、スペシャルゲストとして私とデュオで演奏して頂いたのですが、その会場が意外にもホテルの宴会場にしては響きがあって、ここは演奏会に使えるよと先生が気に入られたからでした。
そして1年後、今年最初の連休に実現となりました。
さて、私と言えば新年から右手の改造というミッションに取り組んでいます。長年慣れ親しんだ弓の持ち方を変えます!
右手の親指に関しては木越先生が5年前からおっしゃられていて、普段の生活から親指の使い方を変えた方がいいと。車のハンドルを握るとき、コップを持つとき、フォークを持つときetc,,,
その使い方とは、親指に力が入る時に人差し指側に倒れるようにするのです。親指が他の4本の指と同じ並びになるように、というのかな。力が入って硬くなる時は4本の指と向かい合わせになるように使ってしまっています。親指の元のふっくらした筋肉が硬いか柔らかいかで分かります。
でも今までの持ち方で、親指をフロッグの角に当てていると、いざ瞬間的に力が入った時にどうしても親指が硬くなってしまうのです。なので、親指が当たる場所はサムグリップと呼ばれる革巻きの部分、まさに親指のための場所に戻す事になります。(写真では、上の弓で従来このようにシリコンチューブを着けていましたが、今度から下の弓のようにサムグリップにカバーを着けてます。)
つまり、今までより1センチほど弓を短く持つ事になります。
元旦から昨日まで3日間、これに集中してみました。
1日目はとても身につけられる気がしない。とくに弓先に重さが乗せられず、弓を運ぶ方向もうまくコントロール出来ない。
2日目、力加減が分かってくる。力を入れてはいけないと思うから弓先が乗らないのであって、この親指の使い方をしている限りは力が入っても硬くはならないので、力が入る事を恐れない。
3日目、違う道具を手に入れたような面白さ!音の広がりが豊か。音が肉厚になった感じがする。弾いてて楽しい!
あとは今週末の先生のレッスンでチェックして頂きましょう。
そしてさらに、来月には発表会が控えています。
木越門下生と上田さとこチェロ教室の合同発表会。アンサンブル・オーアも出演してバッハの無伴奏チェロ組曲第6番より「サラバンド」と「ガヴォット」を弾きます。
特にフィナーレは木越門下13名による、カザルス作曲の「Sardanaサルダーナ」が楽しみ。
私はソロはシューマンのロマンスOp.94-2を弾く予定ですが、あれこれ忙しすぎて演奏に集中出来るのかが目下の心配ごとです。